就職活動の開始時期なんて関係ない

またまた就職活動の時期がやってきました。よく会社でリクルーターなどをやるので、この時期になると何かひとごととは思えない心情になります。

いつぞやのリーマンショックのせいで世界的な不景気。企業は「厳選採用」と銘打って、採用人数を絞る。学生は「就職難」という情報に焦って就職活動を早くから開始する。

最近は説明会の予約も家に帰ってからやると間に合わないので、iPhoneなどのスマートフォンで外出中にやってしまうらしい。おかげで説明会を実施するとすぐに満席。当日はさぞ盛り上がる説明会になる。。。と思いきや、意外と空席が目立つんです。

どうやら、就活生は説明会の時間がかぶっていもどんどん予約をしてしまうようです。結果、予定がかぶったどちらかの企業は無断で欠席。結局説明会に行った方の企業もうまくいかず、当然無断で欠席した方の企業を再度受けるわけにもいかず、一社しか受けていないのに実際は二社落ちたことになってしまいます。

悪循環ばかりですね。

企業の対応

日本経団連では、新卒者の採用活動の開始を4年生の8月からにすべきだとの提案もあったようです。詳しい話はよくわかりませんが、どうしたいのかよくわかりませんね。学生が4年生の4月から8月で何をするというのでしょうか。ゼミや研究室が決まり、論文の締切りも遠いのでまだだらだらバイトしたりサークル行ったり、飲みに行ったり。特に解決しないような気がします。

問題は期間じゃないの？？

就職活動の期間を切ったほうがいいのではないかと思います。たとえば3年生の12月から4年生の7月末までとか。4年生の夏休みは最後の猶予期間として、存分に楽しみたいですからね。海外旅行に行ってもいいし、真面目にインターンとかやってみてもいいですし。

とりあえず、この8ヶ月間で自分の働く会社を決める。としたほうがいいと思います。尾張の期間がないし、開始も決まってないから、人よりも早く。人よりも長く。なってしまうと思います。

就活生の立場としては、もう就職活動が走り出したら、1人で止まることはできません。止まってしまった瞬間に周りに置いて行かれ、自分だけ働く場所が決まらないかもしれませんから。もっと偉い人が学生全員を一度に止めてあげないと。偉い人の英断を待っています。