戸田恵梨香の勢い

2010年10-12月期のドラマも終盤を迎えて、年末年始そして1月開始の連続ドラマへと移っていきます。1月開始の連続ドラマで注目したいのが、ベタですが月九です。次の月九は「大切なことはすべて君が教えてくれた」という題名で、三浦春馬と戸田恵梨香のダブル主演です。脇を固めるメンバーとして注目なのが、武井咲と篠田麻里子。今をときめくAKBから篠田麻里子をチョイスしたのは結構大きい気がします。

客寄せパンダ

今季前田敦子がQ10でなかなかの演技を見せました。次に演技はとして出てくるのは大島か篠田か。学園ものということもあり、未知数の演技力でもとりあえず誰もが経験している時代なのでとりあえずこなすことはできるでしょう。武井咲も「GOLD」に引き続きメインではないですが「あの可愛い子だれ？」という流れでより知名度を上げることになると覆われます。何はともあれ、AKBのファン層はこれで獲得することができます。「麻里子様」と呼ばれる篠田麻里子がどれくらい評価を上げるか楽しみです。

脚本家に不安？演出家に期待！？

気になるのが脚本家は安達奈緒子。代表作は無いと思われます。いきなりの月九抜擢か。コードブルーやブザービートを担当した演出家がこの脚本にどれくらい色を足せるかが面白さの分かれ道になりそうです。
少し話はそれますが、このドラマには2名の脚本家がいるのですが、どちらも「コード・ブルー」を担当しているので、戸田の正確や特徴はそれなりに理解していそう。新しい戸田恵梨香を引き出せるかどうかについては未知数ですが、無難にまとめることはできそうです。

戸田恵梨香は2010年も走り抜ける

2010年は戸田恵梨香の急成長期でした。ドラマは「ライアーゲーム」「BOSS」「コード・ブルー」「SPEC」と主役級のものが3本。そして「ライアーゲーム」については映画化され、日本ではアバターを抜く観客動員すう、そしてに日本のみならず、香港、マカオ、シンガポールなどアジア6カ国地域への配給も決まっている。
戸田恵梨香がこれほど成長した理由それは「演技力」と「キャラ」と「そこそこカワイイ顔」だ。

戸田恵梨香が演じる役柄はライアーゲームでは馬鹿正直に人を信じてしまう「純粋な女の子」。ライアーゲームでは芯が強く他人に弱みを見せられない、責任感の強い女医を演じている。ここでは、芯が強い中で時折見せる「弱さ」を見事に演じていた。最後に現在放送中のSPECでは天才少女で不思議ちゃんの女刑事を演じている。ご飯を汚く食べるところやコミカルとシリアスを合わせ持った演技を完全に自分のものにしてこなしている。ドラマの視聴率は低調だが、戸田恵梨香意外にこの役をやれる人がいないことは確実だろう。
さらに、演技力という意味で幅を持たせているのが東京三菱UFJ銀行のCMである。観たことが無い方はとりあえず1話だけどうぞ。これで、「普通のOL」もOKだ。
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また、戸田恵梨香はキャラも素晴らしい。巷では「元ヤン」と言われているが、その影響か歯に衣着せぬ物言いで気持ちがいい。おしゃれカンケイに出ていた戸田恵梨香を見て確信を持った、この人は面白い。多少気が強くわがままなところもあるだろうが、女優ならそんなものできっといいはず。特に問題なし。関西の人間ということもあり話は基本的に面白いし、番組にださされている感が全くない。このキャラが一番発揮されるのが「番宣」のときである。ドラマが始まる前には特番シーズンがあって、そこに次のクールでドラマの出演者が番宣に登場することが多い。ここに出てくる出演者のテンションや話しぶりでそのドラマを見ようかどうかが大きく分かる気がする。戸田恵梨香はここらへんでの素のキャラもだいぶイケるのである。

最後に戸田恵梨香のルックスが素晴らしい。顔の整った完璧な美人はドラマに出るのが難しい。出るのが難しいというと語弊があるが、設定が難しくなる。例えば北川景子が可愛くない人の役でドラマをやることは不可能に等しい。見ている人からしてみたら、「嘘やん。北川景子が職場にいたら少なくともカワイイ部類には確実に入る」と、言わないまでも潜在的に「美人」という見方をしてしまう。戸田恵梨香については、もちろん周りに居ればダントツで美人だろう。しかしながらテレビに出た段階でハードルは上るので調度良い美人具合になる。なので、たとえちょっとくらいモテなくても役としての不自然さは少ない。それが色んな役ができる理由でもある。

色々と述べてきたが、戸田恵梨香の勢いは2011年も継続すると思われる。戸田恵梨香は絶対にトップは取らないからである。一時でもトップになるとそこから落ちるときの落ち方を計算しないといけなくなる。永遠の2番手が一番強い。