滝川クリステルのオリンピックスピーチは日本人の自尊心をくすぐった

いまさらですが、2020年に東京オリンピックが開催されることになりました。いろんなことが要因として挙げられますが、滝川クリステルさんのスピーチが評価されています。他にも、高円宮久子様や安倍総理も、毅然として気品あるスピーチで日本の素晴らしさと伝えてくれました。

お・も・て・な・し

滝川クリステルさんのスピーチで話題になっているのが、冒頭であった、「おもてなし」という言葉の紹介です。

少し流れを紹介。

オリンピックが開催された暁には、世界の人を日本人にしかできない方法で迎えます。それは一言で表現できます。

「お」

「も」

「て」

「な」

「し」

「おもてなし」

いろいろ言われていますが、やっぱり反響が大きいのには理由がある

IOC委員の心を動かしたのかどうかはおいておいて、とりあえず綺麗ですね。笑顔も素敵ですし、品がありながらチャーミングでもあります。日本人でこの雰囲気を出せる人は、なかなかいないですね。ハーフの滝川クリステルで、かつ、アナウンサーであるということも、功を奏しているように感じます。

あと、すくなくとも、日本人のおもてなし精神が世界屈指だ！といった褒められ方は日本人が大好きなことも、反響を読んでいる要因かと。日本人はどちらかといと、欧米人に比べおとなしく、引っ込み思案で、自分の意見を言い難い部分があります。韓国や中国と比べても、そのあたりが弱いがゆえに、世界で取り残されているのではないかというような風潮があります。

そのような中で、この「滝川クリステルさんのスピーチがIOCに評価された」ということは、何か日本人が、世界の中でNo1だと思っている、「安全」「安心」「おもいやり」「親切」などの精神が、世界的に評価されたように感じるのではないんでしょうか。

その日本人の自尊心をくすぐるような事実を日本人は求めています。日本人は外国人に比べビジネスやスポーツの分野で積極性に乏しいと言われがちですが、積極性だけがすべてではないのだ！と言いたいのです。でも、それを逃げていると思われたくない。その気持ちを押してくれたからこそ、この滝川クリステルさんのスピーチが持ち上げられているのではないかと思います。

でも実際は、オリンピック招致の敏腕コンサルタントが考えたすぴーちだそうなので、その人の功績も大きいですけどね。

オリンピック招致メンバー内では以前からネタになっていた

フェンシングの太田選手などは、練習の時から「お・も・て・な・し」をネタにして笑いをとっていたそうです。
すでに、ヒットは予想できていたのかもしれません。